NISAって、非課税でお得らしいよ!
毎月少額から始められるから安心!
そんな話を聞いて「ちょっとやってみようかな」と思った方、多いのではないでしょうか?
でもそんな“安心”のはずのNISAでも、意外と失敗してしまう人が少なくありません。
実は私もその一人…!
今回は『新NISAでやってしまった失敗』をテーマに、「私みたいにならないで!」という気持ちを込めて、よくある失敗パターンを体験談を交えてご紹介します。
これから新NISAを始めようとしている方はもちろん、自称“中級者”になりかけの方も要注意。
失敗から学んで、後悔のない資産運用を目指しましょう!
NISAでよくある失敗10選
みんながつまずきがちなNISAの落とし穴、よくあるパターンはこちら。
- 話題の銘柄に飛びついてしまう
- 分散したつもりが…実は偏っていた
- お金が増えるのが当たり前だと思っていた
- 下落に耐えきれず売却してしまう
- 自分に合わない投資をしてしまう
- 銀行や店舗型の証券会社で始めてしまう
- 「手数料の高い投資信託」を選んでしまう
- 生活に必要なお金まで投資に回してしまう
- 分配金の出る商品を選んでしまい、資産が増えない
- 頻繁に銘柄を乗り換える
- 目的を決めないでなんとなく投資を始める
- いつまで経っても始めない
話題の銘柄に飛びついてしまう
失敗レベル ★☆☆☆☆
SNSで「このファンドがすごい!」と話題になると、気になりますよね。
最近だとAIが注目されており、情報通信や半導体セクターがSNSでも大いに盛り上がりました。
「AIはこれからも成長する!」という期待感から、多くの人が飛びついたのですが、実際には急騰後に調整が入り、価格が急落してショックを受けた…というケースも少なくありません。
だから、SNSでよく見かける「これ絶対上がる!」とか「今が買い時!」といった言葉につられて勢いで買ってしまうのは要注意。
流行っている銘柄ほど期待が先行して価格が上がりやすく、そのぶんちょっとした不安材料で一気に下がるリスクも高まります。
よく調べずなんとなくのノリで投資してしまうと、価格が下がったときに冷静な判断ができず、慌てて売ってしまうかもしれません。
だからこそ、話題の銘柄に出会ったときほど一度立ち止まって、
- なぜ注目されているのか?
- このファンドの強みは何か?
- 本当に長く持ちたいと思えるか?
と自分で確認するのが大切です。
話題の銘柄には確かにチャンスもありますが、そのぶん値動きは荒く、気持ちが振り回されやすいという面もあります。
人気や話題性だけで判断するのではなく、自分の目的やリスクの許容度(どのくらいの損失までOKか)に合っているかをちゃんと自分で調べて納得できたうえで投資する。これが、SNS時代の投資に必要な“ひと呼吸”です。
自分で判断する力を育てていきましょう。
分散したつもりが…実は偏っていた
失敗レベル ★☆☆☆☆
「いくつかファンドを買ったから分散できてるはず!」
と思っていても、実は全部が「アメリカの株」に偏っていた…ということも。
たとえば3つの投資信託を持っていても、どれも似たような内容ならリスクを分けられていない状態かもしれません。
数を増やせば分散になるのではなく、
- 投資先の地域(アメリカ/欧州/日本/新興国など)
- 業種のバランス(ハイテク/生活必需品/金融など)
- 通貨の違い(円建て/ドル建てなど)
などにも気を配ることで、本当の意味でリスクを分けることができます。
S&P500とオルカンの2つ持ちって分散になるの?
実は、S&P500とオルカンを組み合わせてもそこまで大きな分散にはならないです。
というのも、S&P500はアメリカ株100%、オルカン(全世界株式)はアメリカ株60%で、同時に持つとアメリカ株の比率がかなり高くなるんです。値動きもとてもよく似てます。
リスクは、値動きが異なる資産を組み合わせることで分散できるので、S&P500とオルカンの組み合わせでは分散ができているとは言えないでしょう。
分散は「中身」が大事です。
- ファンドの数よりも「投資先のかぶり」に注目
- アメリカ一辺倒になっていないかをチェック
- 迷ったらオルカン1本でも◎
「なんとなくバラけてる気がする」ではなく、ファンドの中身を見て本当に分散できているか?を意識しましょう。
お金が増えるのが当たり前だと思っていた
失敗レベル ★☆☆☆☆
よく見る「長期投資で右肩上がり!」のグラフだけを信じてしまうのは危険です。
そういうグラフって、基本的に「毎年きれいに5%ずつ増え続ける」前提なんですよね。
でも現実はそんなに甘くない。相場は上がったり下がったりを繰り返しながら成長していくもの。
大事なのは、「良いときだけを期待しない」こと。
シミュレーションを見るなら、リターンだけじゃなく“リスク(ブレ幅)”もセットで考えるのがポイントです。
たとえば100円投資したとしたら…
- 平均的には1年後に105円になるかもしれない
- うまくいけば143円になることもある
- 運が悪ければ67円に減る可能性もある
ということを、あらかじめ理解しておくことが大事!
「このくらい下がることもあるよね」ってわかっていれば、想定の範囲内です。
リスクに対する心の準備をして、落ち着いて投資を続けていきましょう。
下落に耐えきれず売却してしまう
失敗レベル ★★★★☆
リスクを考えず、「右肩上がりで増えるはず!」と期待したままでいるとどうなるかと言うと…
いざ相場が下がったときに、
「え!?こんなに下がるなんて聞いてない…」
「このまま減り続けたらどうしよう…」
「もう耐えられない!」
とパニックになり慌てて売ってしまう人、実はかなり多いです。
よくあるのが、その直後に市場が回復して、「え、売らなきゃよかった…!!」と後悔するパターン。
感情に任せて投資してしまうと、たいてい一番やっちゃいけないタイミングで売ることになるので要注意です。
だからこそ大事なのは、「相場が下がっても投資をやめないこと」。
どんなに良い投資先でも、ずーっと順調に上がり続けることはありません。
SNSで「〇〇ショックだ」「暴落だ!」と騒いでいても、惑わされずに淡々と積み立てて、株価が上がるのをじっくり待ちましょう。
むしろ「下がっているときこそ安く買えるチャンスかも」と前向きにとらえて、落ち着いて続けることが資産を大きく増やすコツです。
失敗レベル★★★☆☆:自分に合わない投資をしてしまう
失敗レベル ★★★☆☆
自分に向いてない商品を選んでしまうのも、投資の失敗でありがちです。
「リスク許容度」という言葉を聞いたことありますか?
ざっくり言うと「どれくらい資産が減っても落ち着いていられるか」の度合いのことです。
5万円のマイナスでソワソワしちゃう人もいれば、50万円減っても気にしない人もいます。
リスク許容度を超えた投資をしていると、ちょっと相場が下がっただけでも不安になり、焦って冷静な判断ができなくなることがよくあります。
たとえば、本来は安定思考なのに、周りの人やSNSなどに影響され「ちょっと攻めてもいいかも」と値動きの激しい商品に手を出してしまうパターン。
大きなリターンが期待できる可能性があるものの、予想以上に損するリスクも…。
投資でいちばんもったいないのは、相場の一時的な下落にパニックになって売ってしまうこと。相場がまた上がる前に手放してしまったら、資産を増やすチャンスを逃してしまいます。
結果的に損失だけが残って、「なんでこんなの買っちゃったんだろう…」と後悔してしまうことに。
大事なのは、「どれくらい増えるか」よりも、「どこまで減っても自分が冷静でいられるか」。
無理してハイリスクな商品に手を出すより、安心して続けられる投資を選びましょう。
銀行や店舗型の証券会社で始めてしまう
失敗レベル ★★★☆☆
「なんとなく安心そうだから」と、銀行や店舗型の証券会社でNISAを始める人も多いですが、実はこれもよくある失敗パターンのひとつです。
私の母がみずほ銀行でNISA口座を作っていました。「ネットより対面」という世代なので仕方がないのかもしれませんが…
窓口のある金融機関は人件費がかかる分、手数料が高め。しかも取り扱い商品が少なく、本当に良い商品には出会いづらいこともあります。
しかも窓口で「おすすめですよ」と言われた商品が、実は金融機関にとって都合の良い『手数料の高い商品』だった…なんてことも少なくありません。
長くコツコツ続けていくなら、手数料が安くて商品が豊富なネット証券のほうが断然おすすめ。
NISAはスタートの選び方ひとつで将来の結果も大きく変わるので、スタート地点はとても大切です。
おすすめネット証券については、以下でくわしく解説しています。
「手数料の高い投資信託」を選んでしまう
失敗レベル ★★★★☆
そして、私がやらかした大きい失敗が「手数料の高い投資信託」を買い続けていたこと。
投資信託をはじめた当時、どこかのブログで「セゾンバンガードグローバルバランスファンド」という商品がいいと書いてあるのを見て、あまり調べることもなくこの銘柄に月3万円ずつ積み立てていました。
この銘柄、積立はやめたものの今も保有していて、10年で+81.5 %の利益が出ています。
確かに資産はとても増えているんですが、こちら手数料がいろいろかかるタイプの投資信託なのです。
- 購入手数料 :なし
- 信託報酬 :年0.56% ± 0.02%
- 信託財産留保額:0.1%
信託財産留保額とは、投資信託を途中で売却(解約)するときにかかる”ペナルティ”のようなコストのこと。
投資信託は、みんなのお金をまとめて運用しているしくみ。
途中で売却する人が出ると、そのぶんの資金を用意するために、ファンド側は保有している資産の一部を現金に換える必要があります。
そのときに発生する、
- 売却手数料
- 為替コスト
- 売買タイミングのズレによる損失
などのコストを「解約する人が負担する」ために設けられているのが、信託財産留保額です。
インデックスファンドでは信託財産留保額がかからないものも多くありますが、このセゾンのファンドではしっかり0.1%のコストを取られます。
そして、信託報酬も0.56%と高め。全体的にコスト高なファンドなんですね。
投資初心者さんは、こんな失敗をしないために、
- ファンドを選ぶときは、信託報酬を必ずチェックする
- アクティブ型や毎月分配型は基本的に選ばない
- 実質コスト(隠れコスト)にも注目する
インデックスファンドの信託報酬は、年0.2%以下が理想です。
迷ったときは、「eMAXIS Slimシリーズ」や「<購入・換金手数料なし>ニッセイシリーズ」など、低コストの王道インデックスファンドがおすすめ!
NISAで選びたいインデックスファンドについては、以下の記事でご紹介しています。
【新NISAつみたて投資枠】人気&手数料が安いインデックス投資信託20選
生活に必要なお金まで投資に回してしまう
失敗レベル ★★★★☆
「非課税でお得!」
「これだけ株価が上がってるなら、今すぐ全部突っ込みたい!」
と気持ちが高ぶり、手元の現金をすべてNISA口座に入れてしまう――。
そんな失敗も実は少なくありません。
たしかに新NISAはお得な制度ですが、生活に必要なお金まで投資に回すのはとても危険。
緊急時に備えるためのお金や数年以内に使う予定の資金までNISAに回してしまうと、急に病気になったり、車や家電の買い替えが必要になったときは、投資商品を売るしかなくなってしまいます。
しかも、そのとき相場が下がっていたら、損した状態で売らなきゃいけないことも…。
投資はあくまで「余裕資金=しばらく使う予定のないお金」で行うもの。
そのためには、投資資金とは別に3〜6ヶ月分の生活費(生活防衛資金といいます)や近いうちに使う予定のあるお金はきちんと手元に残しておく必要があります。
相場が下がっても慌てずに済むよう、いつでも使える現金をしっかり確保したうえでNISAを上手に使いましょう。
分配金の出る商品を選んでしまい、資産が増えない
失敗レベル ★★★☆☆
「毎月お小遣いみたいにお金がもらえるからお得!」と感じる分配型投資信託。
でも、これは初心者がハマりやすい落とし穴です。
実は配当金(分配金)の出し方って2つあるのを知っていますか?
運用益が出たときだけその一部を分配金として出す「本来の分配金」と、元本を取り崩して出す「特別分配金」があります。
本来の分配金は、運用でちゃんと儲かった分から出している配当です。
利益の一部を取り崩すので資産全体の目減りは少ないものの、再投資ができないので複利効果は落ち、資産が増えにくいデメリットがあります。
そして、注意が必要なのは「特別分配金」。
運用がうまくいってなくても定期的に分配金を出すために「元本から支払う」ケースです。
見た目にはお金をもらってるように見えますが、実際は自分のお金を返されているだけ。
これは、自分の貯金を毎月ちょっとずつ引き出して、「もらえた!」と思ってるようなものです。
実質的には資産を減らしている状態で、複利効果はもちろんゼロ、むしろマイナスになることも。
また、分配金が出る投資信託は運用の手間がかかるため、手数料(信託報酬)高めのものが多い傾向にあります。
- 分配なしの再投資型は年0.1~0.2%前後
- 毎月分配型は年0.9%前後
このコストの差は、長く持てば持つほど大きくなります。
「新NISAでは配当金も非課税!」と聞くと魅力的に見えますが、配当をもらう=非効率になることもあるという事実は、しっかり押さえておきましょう。
頻繁に銘柄を乗り換える
失敗レベル ★★★☆☆
「こっちのファンドの方が最近は成績いいらしい」
と聞いて、似たような投資信託に乗り換える――これも失敗パターンあるあるです。
でも、同じ指数(たとえばS&P500)に連動するインデックスファンド同士の場合、基本的な値動きはほとんど同じなんです。
ちょっとした運用の違いで、短期間では差が出ることもありますが、それは一時的なもの。次の年には順位が入れ替わったりして、長い目で見ると結局ほぼ同じ成績になります。
よくあるのが、信託報酬(手数料)のちょっとした差に反応して、「やっぱりもっと安いほうがいいかも」と乗り換えたくなるケース。
でも、0.1%以下のわずかな差なら、今までコツコツ積み立ててきたファンドをあえて変える必要はないと言われています。信託報酬の差が大きく(たとえば0.2%以上)ない限りは、今のまま持ち続けたほうが無難です。
それに、ファンドを乗り換えるときは「タイミング」もすごく大事。もし市場が下がっているときに売ってしまうと、それまでの“含み損”がそのまま確定してしまうことになります。あとから市場が回復しても、そのときにはもう投資していない…なんてことにもなりかねません。
さらに、乗り換え先のファンドが「コストが高い」「購入時に手数料がかかる」「解約時に信託財産留保額が引かれる」といった場合は、結果的に損してしまうことも。コスト面やルールは、ファンドごとに微妙に違うので注意が必要です。
実際、投資信託協会も「同じようなファンドに乗り換えても資産を目減りさせるだけ」と言っています。だから、パッと見の成績や噂に惑わされず、最初にしっかり選んだファンドをじっくり育てていくのが大切なんです。
乗り換えを考えるなら、信託報酬の差がはっきり大きいとか、自分の投資方針が変わったときだけにとどめておきましょう。
目的を決めないでなんとなく投資を始める
失敗レベル ★★★☆☆
「みんなやってるから私も」とSNSの雰囲気に流されて始めたけど、よく考えたら何のために投資するのか分かっていない…。実はこれも失敗のもと。
明確な目的や計画がないまま投資を始めると、途中で挫折したり不適切な行動に走ったりしがちです。
投資をするうえで大切なのは、「なんのために」「いつまでに」お金を増やしたいのかという“目的と期間”を決めておくこと。
これがあいまいだと、ちょっと株価が下がっただけで「どうしよう…売ったほうがいい?」と不安になったり、SNSの情報に振り回されて焦って売買を繰り返してしまう原因になります。
たとえば、「10年後の教育資金をつくる」など明確な目標があれば、短期の値動きにも落ち着いて対応できますし、感情に流されにくくなります。逆に目的がないと、「思ったより増えない」「他の人のほうがうまくいってる」と感じて、無駄に焦ってしまうことも。
長期的な視点を持って、ぶれない投資を続けていくためにも、まずは「自分は何のために投資をするのか?」を考えてみるところから始めてみましょう。目的があるだけで、投資の判断がぐっとラクになります。
いつまで経っても始めない
失敗レベル ★★★★★
「いつか始めよう」と思っているうちに、気づけば数年経っていた…なんてこと、ありませんか?
NISAでの投資も、「もう少し勉強してから」「今はお金がないから」「相場が不安定で怖い」と理由をつけて先延ばしにしてしまうと、いつまで経っても資産は増えません。
特に「時間」は資産運用のいちばんの味方。
たとえば、老後資金や子どもの教育費など、明確な目標と期限があるなら、できるだけ早く始めたほうが少ない元本で済みます。
20代から毎月1万円を積み立てれば、30年後には大きな資産になりますが、40代になってから同じ金額を目指すなら、毎月3万円以上積み立てる必要が出てくるかもしれません。
投資は“始めること”がいちばん大きな一歩。完璧に理解していなくても、少額からでもスタートすることが大切です。「もう少しだけ勉強してから」よりも、「とりあえずやってみる」で時間を味方につけましょう。
まとめ:NISAでよくある失敗と対策
NISAでよくある失敗パターンと、そうならないための対策を具体的に解説しました。
これらの落とし穴を事前に知っておけば、資産を増やすことができるでしょう。
よくある失敗と対策のポイント
- 話題の銘柄に飛びつかない:SNSの情報に惑わされず、自分でしっかり調べて納得してから投資しましょう。流行っているからと安易に手を出すと後悔することもあります。
- 「分散しているつもり」に注意:ただ複数の商品を持つだけでなく、投資先の地域や業種が偏っていないか「中身」をしっかり確認しましょう。迷ったら全世界株式(オルカン)1本でもO。
- 「お金が増えるのが当たり前」と思わない:投資には下がる時期もあります。リスク(ブレ幅)も理解し、想定内の下落であれば慌てて売らないことが大切です。
- 下落相場になっても売却しない:相場が下がった時こそ、安く買えるチャンスと捉え、落ち着いて積立を続けましょう。感情的な売却は、後々の大きな後悔につながります。
- 自分に合わない投資をしない:無理にハイリスクな商品を選ぶ必要はありません。「どれくらい減っても冷静でいられるか」というリスク許容度を把握し、安心して続けられる投資を選びましょう。
- 銀行や店舗型証券会社ではなくネット証券を選ぶ:銀行や店舗型の証券会社は手数料が高く、商品の選択肢も少ない傾向があります。低コストで商品が豊富なネット証券を選ぶのが断然おすすめです。
- 手数料の高い投資信託を選ばない:投資をする前に手数料は必ず確認しましょう。初心者さんは、信託報酬が年0.2%以下の低コストなインデックスファンドを選ぶのがおすすめ。
- 生活に必要なお金まで投資に回さない:急な出費に備えて、生活防衛資金として3〜6ヶ月分の生活費は手元に残しておきましょう。投資はあくまで「余裕資金」で行うものです。
- 分配金の出る商品に飛びつかない:毎月分配金が出る商品は元本を取り崩しているケースもあり、資産が効率的に増えないことが多いです。NISAでは複利効果で大きく増やせる再投資型ファンドを選びましょう。
- 頻繁に銘柄を乗り換えない:少しの成績差で乗り換えるのは、手数料などでかえって損をする可能性があります。長期的な視点でじっくり持ち続けましょう。
- 目的を決めずに投資を始めない:「なんのために」「いつまでに」お金を増やしたいのか、明確な目的を持つことで、途中で挫折せず続けられます。
- いつまで経っても始めない:「もう少し勉強してから」と先延ばしにせず、まずは少額からでも始めることが何より大切。時間は資産運用の最大の味方です。
今回の記事でご紹介した失敗談は、多くの方が陥りやすい落とし穴ばかり。
「他人事」と思わず、しっかり学んで後悔のないNISA活用を目指してくださいね。