「新NISAを始めたいけど…正直、なにから手をつけていいかわからない」
「SBI証券がいいって聞いたけど、口座開設ってむずかしそう…」
そんなふうに感じている方、多いのではないでしょうか。
私も最初はまったくの知識ゼロで、「これで申し込んで大丈夫かな?」と不安だらけでした。
でも大丈夫。
SBI証券の口座開設は、スマホとマイナンバーカードさえあれば、10分ほどでサクッと完了します。
画面の案内に沿ってポチポチ進めるだけなので、スキマ時間に終わらせられるくらいかんたん。
このページでは、投資初心者さんが迷わず進めるようにやさしく手順をまとめています。
「積立用にクレジットカードは必要なの?」「ポイントが貯まるらしいけど、どれを選べばいいの?」という疑問にもお答えしていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
NISA口座開設の準備と覚えておいてほしいこと
SBI証券のNISA口座開設は、スマホとマイナンバーカードだけでできます。
口座開設にあたって覚えておいてほしいのは、「大事な情報は必ずスクショしておく」こと!
具体的には、
- ユーザーネーム
- ログインパスワード
- 取引パスワード
この3つの情報はぜったいスクショ!
この情報は、後からログインや取引に必要になる超重要な情報です。
忘れてしまうとログインできなくなってしまいます。ほんのひと手間なので、惜しまないくださいね。
必要な準備:まずはマイナンバーカードを用意
SBI証券の口座開設をスムーズに進めるために、事前に準備しておくべきものがひとつだけあります。
それは「マイナンバーカード(個人番号カード)」。
どうしてマイナンバーカードが必要なの?
口座開設するには、「本人確認」と「マイナンバーの確認」が法律で義務づけられています。
マイナンバーカードが1枚あれば、この2つの確認が一度でできるんです。
通知カードじゃダメなの?
本人確認には写真付きの本人確認書類が必要なので、残念ながらマイナンバーの「通知カード」だけでは手続きできません。
通知カードしかない場合は、通知カードに加えて運転免許証など別の本人確認書類2点の提出も必要になり、手続きが複雑になります。
新NISAを始めたいけどまだマイナンバーカードを持っていない方は、これを機に取得しておきましょう。
SBI証券の口座開設ステップ
それでは、SBI証券の口座開設をやっていきましょう。
まずはSBI証券の口座開設ページにいきましょう。
メールアドレスを登録します。
GmailなどのフリーメールでOKです
アドレスを入力して【メールを送信】ボタンをタップ。
メールアドレスに認証コードが届くので、コードを入力して【次へ】ボタンをポチ。
口座開設に必要な情報(氏名・住所・生年月日など)を入力します。
あとでマイナンバー書類を提出して審査を受けますが、書類と一致しているかどうかが審査の基準になります。
スムーズに進めるために、マイナンバー書類と同じ表記にしましょう。
番地や部屋番号などは「全角数字」で入力するのがポイント
証券会社で口座開設する場合、まず入出金から資産運用までを一元管理する機能をまとめた「総合口座」というものを作ります。

その総合口座の中に「特定口座」「一般口座」「NISA口座」3つの種類があります。
今ここで聞かれているのは、このうちの「特定口座」「一般口座」どっちを作る?ということです。
どちらも投資信託や株式などの投資商品を取引するための口座ですが、以下のような違いがあります。
特定口座 | 一般口座 | NISA口座 | ||
---|---|---|---|---|
(源泉徴収あり) おすすめ | (源泉徴収なし) | |||
年間取引報告書 | 証券会社が作成 | 証券会社が作成 | 自分で作成する | 発行なし |
確定申告 | 不要 | 必要 | 必要 | 不要 |
初心者さんは「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのがおすすめ。
証券会社が書類を作成してくれるうえ、確定申告もいらないので楽ちんです
次にNISA口座を開設するかを問われるので【NISAを申し込む(無料)】を選択。
↓
今回はじめてNISA口座をつくる場合は「新規で開設する」
過去に他の金融機関でNISA口座をつくったことがある方は「他者から乗り換える」
を選びましょう。
iDecoとは、老後資金を自分で用意するための年金制度です。
自分で積み立てながら投資信託などで運用する点や運用益が非課税となる点はNISAと似ていますが、原則60歳以降にならないと受け取れないので注意。
iDecoも同時に申し込みたい場合は「申し込む」を選択しましょう。
今のところは新NISA優先でOK。iDecoはあとで考えても大丈夫です
SBI証券は
- 住信SBIネット銀行
- SBI新生銀行
と連携していて、この2つの銀行口座を持っていると、自動積立の設定やお金の出し入れがアプリ1つでできるようになります。
必須ではないけど持っておくと便利です!特にボーナスなどをスポット投資したい人にはおすすめ
同時申込する場合は「申し込む」を選択しましょう。
SBI証券にはポイントサービスがあり、取引やクレジットカード積立などでポイントを貯めることができます。
「ポイントを貯めたい」という方は、ポイントサービスも申し込みましょう。以下の5つの中から選べます。
- Vポイント
- Pontaポイント
- dポイント
- JALのマイル
- PayPayポイント
ポイントサービスの選び方については以下で解説しています。
貯めるポイントを選択したら【次へ】ボタンをタップ。
各種規約を確認し、チェックを入れたら次の画面に進みます。
これまで入力した内容が表示されるので、
- 間違いがないか
- マイナンバーカードなどの本人確認書類と同じか
を確認しましょう。
もし誤りがあったら、「修正する」をタップして修正します。
入力した情報がOKだったら【口座開設方法の選択】をタップ。
SBI証券では
- ネットで口座開設
- 郵送で口座開設
の2つから開設方法を選べます。
- ネットで口座開設 本人確認書類の提出がスマホで完結
- 郵送で口座開設 郵送で本人確認書類を提出する
スマホでサクッと終わらせたい・早く取引を開始したいという方はネットで口座開設がおすすめ!
『ネットで口座開設』を選択して【申し込む】をタップします。
口座申し込みが完了すると、
- ユーザーネーム
- ログインパスワード
が表示されます。
ここがスクショタイムです!
今後SBI証券にログインする際に必ず必要になるので、スクショ+できればメモも取っておくと安心。
※郵送で申し込みの場合は、無事審査に通過するとユーザー名・ログインパスワードが書かれた書類が郵送されます。
本人確認(マイナンバー確認)のやり方
口座開設の申し込みが終わったら、次は本人確認です。
『ネットで口座申し込み』を選択した場合について解説します。
用意するもの
まず、おすすめの組み合わせが以下の2点セットです。
- スマホ
- マイナンバーカード
このセットですと手続きが手軽な上、もっともスピーディに口座開設ができます。
でも、私マイナンバーカード持っていないんだよね…
マイナカードがなくても大丈夫。本人確認する方法はちゃんとあるのでご安心ください。
以下の組み合わせでできます。
マイナンバー通知カード
+
以下の中から2つ
運転免許証、住基カード(写真付き)、日本国パスポート、住民票の写し、健康保険証、印鑑証明書
本人確認のステップ
ここからは本人確認方法について見ていきましょう。
マイナンバーカードを使ったやり方を解説します。
申し込み完了時にスクショしたユーザーネームとログインパスワードを入力してログインします。
『口座開設状況の確認』というページが開き、真ん中あたりに【本人確認書類の提出】というボタンがあるので、タップします。
口座開設の申し込みで入力した内容が表示されます。
画面で表示されている情報とマイナンバーカード等の本人確認書類の記載情報が一致しているか確認しましょう。
登録内容と本人確認書類が一致しない場合は審査時に不備となり、再提出が必要になるので注意!
問題がなければ「次へ」をタップ。
どの書類でマイナンバーを確認するかを聞かれます。
- マイナンバーカード
- 通知カード または マイナンバー記載の住民票
ここでは『マイナンバーカード』を選択します。
マイナンバーは以下の3パターンで提出できます。
- マイナンバーカードをその場で撮影
- マイナンバーカードをアプリで読み取り
- すでに保存済みの書類(画像)で提出
「その場で撮影」がかんたんでおすすめ
今回は『その場で撮影』で解説します。
口座開設が無事完了すると通知が届きますが、その通知をどのように受け取るかを選択しましょう。
- メールで受け取り、オンライン上で手続きを完了
- 郵送で受け取る
『メールで受け取り』を選ぶと、開設後すぐに取引を開始できます。
本人確認は2つの方法があります。
- スマホのカメラを使って自分の顔を撮影する
- 住信SBIネット銀行または三菱UFJ銀行と連動する
ここでは『自分の顔をその場で撮影する』を選んだ場合の説明をしていきます。
撮影のやり方は以下のとおり。
- 撮影のやり方動画をみる
- 自分の顔を撮影する(2カット)
正面からのカット、横向きのカットの2つの写真を撮ります。
画面の指示に従って撮影を進め、写真に問題がなければ「次へ」をタップ。
続いてマイナンバーカードの撮影です。
こちらは表面・厚み(傾ける)・裏面の3カットを撮影します。
- 平らな場所にマイナンバーカードを置いて撮影する
- 自分の影が入らないように撮影する
- ぼやけないように撮影する
- 光が反射しないように撮影する
- 全体が表示枠に収まるように撮影する
影や光の反射で内容が確認できなかったり不鮮明な画像の場合、書類の不備となり審査が通らないので気をつけましょう。
写真に問題がなければ、「撮影に問題がないことを確認します」にチェックを入れます。
画像を右側までスライドして、3枚の画像すべてを確認しないとチェックを入れられないので注意してくださいね
【登録して完了】を押したら本人確認完了です!
初期設定について
口座開設完了のメールが届いたら、初期設定に進みましょう。
- アカウントにログインする
- 取引パスワードを設定する
- 本人情報を入力する
- 利益・配当金を受け取るための銀行口座を登録
SBI証券口座開設のよくあるギモン
クレジットカードって必要?
結論から言うと、「カードがなくてもSBI証券での投資はできるけど、あったほうがお得」です。
SBI証券で利用できるカードは三井住友カード。クレカ積立をするために使います。
楽天カード・イオンカードなどは使えないのでご注意ください
カードで積み立てることによって、
- 自動で積立できる
- 積立額の0.5〜3%が「Vポイント」で還元される(カードの年間利用額10万円以上)
というメリットがあります。
三井住友カードがなくても銀行口座からの引き落としや証券口座へ振込することで積立ができますが、毎月3万円積み立てるのでも、
- カードで積み立てる場合 年間1800ポイント貯まる
- 銀行引き落としで積み立てる場合 ポイントなし
と差がつきますし、貯まったポイントで投資することもできます。
同じ金額を積み立てるなら、お得なクレカ積立がおすすめです。
住信SBIネット銀行とSBI新生銀行どっちを開設したらいい?
投資用として新しく開設するなら、住信SBI銀行がおすすめです。
- ATM手数料が無料
- 1回10万円までの他行あて振込手数料が何度でも無料
- 10万円を超える他行振込も最大月20回まで無料
- SBI証券口座と自動連携
住信SBIネット銀行には「普通預金」と「ハイブリッド預金」という2種類の口座があり、それぞれ役割が違います。
ほかの銀行と同じように日常的に使うのが普通預金、投資用に分けて管理するための「専用財布」のような役割を持っているのがハイブリッド預金です。
ハイブリッド預金はSBI証券と連動しているため、ハイブリッド預金の残高=SBI証券の買付資金として自動で反映されます。
スポットで株や投資信託を買いたい場合、本来なら銀行口座からSBI証券にお金を振り込む作業が必要になりますが、ハイブリッド預金に入れておけば入金作業なしですぐに買えるんですね。
最近は振込のための認証作業が煩雑になってきているので、この「自動で資金移動」がとっても便利
いっぽう、SBI新生銀行にもSBI証券口座との連携できる「SBI新生コネクト」というサービスがあります。
でも、こちらは投資信託の自動買付専用になっていて、「ボーナスが出たからスポットで買い足す」「株を買う」ということができないんです。
投信積立のみでOKならSBI新生銀行もよいですが、投資用として使い勝手のよいのは住信SBIネット銀行といえるでしょう。
ポイントサービスはどれを選べばいいの?
クレカ積立をしたい方やポイント投資をしたい方は「Vポイント」がおすすめです。
貯まったVポイントは三井住友カードの支払金額に充当することができるので、ムダなく使えますよ
三井住友カードを持っていない・作らないなら、
- 自分が使っているスマホのキャリア(ドコモならdポイント、auならPonta、ソフトバンクならPayPayポイント)で貯まるポイントを選ぶ
- よく使うキャッシュレス決済で貯まるポイントを選ぶ
という選び方がよいでしょう。
まとめ:最初の一歩を踏み出そう!
SBI証券のNISA口座開設は、スマホとマイナンバーカードがあれば10分くらいでパパッと終わります。
ポイントは以下のとおり。
- ログイン情報や取引パスワードは必ずスクショ or メモしておく
- 口座開設にはマイナンバーカードがあるとスムーズ、持っていない方は作っておきましょう
- 口座の種類は、特別口座(源泉徴収あり)がおすすめ
- iDecoは申し込まなくても大丈夫、NISAを優先する
- SBI系の銀行口座を作るなら、住信SBIネット銀行がおすすめ
- 三井住友カードはあったほうが便利でお得
- ポイントサービスは、クレカ積立するならVポイント
まずは気軽に口座をつくって、コツコツ資産づくりをスタートしてみましょう。