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【新NISA】つみたて投資におすすめの銘柄組み合わせ10パターン

NISAの銘柄がたくさんあってどれか1つに決められない…!

値下がりリスクに備えて、違うタイプの銘柄を組み合わせて持っておきたい

投資がはじめての主婦の方にとって「つみたて投資枠でどの銘柄を選べばいいか」「どう組み合わせたらいいのか」は大きな壁ですよね。

この記事では、NISAで1000万円貯めた私が「新NISAのつみたて枠でおすすめの銘柄の組み合わせ」について、わかりやすく具体例を交えて解説します。

この記事を読むとわかること:

  • つみたて投資におすすめのインデックスファンドとは?
  • 「全世界」「米国」「日本株」などの組み合わせ例10パターン
  • 自分に合った投資スタイルの見つけ方

「何から始めたらいいかわからない」という方も、記事を読み終える頃には「これなら始められそう!」と前向きな気持ちになれるはず。

目標やリスクの感じ方に合わせて、銘柄組み合わせ例を10パターンご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

目次

新NISAつみたて投資枠の基礎知識を押さえよう

もう知ってるよ!という方は新NISAおすすめ銘柄にジャンプ

つみたて投資枠とは?年間120万円まで投資可能

新しいNISA制度では、「つみたて投資枠」という枠を使って、年間120万円まで非課税で投資することができます。

そして、この「つみたて投資枠」で選べる投資商品は、すべて金融庁(国の機関)がしっかり選んだものだけ。

手数料が安く、長くコツコツと続ける投資に向いている商品がそろっています。だから、「どれを選んでも、大きな失敗はしにくい」というのがこの制度の大きな安心ポイントです。

「投資ってなんだか難しそう…」と感じている初心者の方でも、安心して投資を始められます。

インデックスファンドが主役!仕組みを理解しよう

つみたて投資枠で選べる多くの商品は「インデックスファンド」と呼ばれる投資信託です。

インデックスファンドとは、たとえば「日経平均株価」や「S&P500」といった、株式市場全体の動き(=指数)に合わせて運用されるものです。

たとえば「S&P500」というアメリカの代表的な株価指数に連動するファンドを買うと、アメリカの有名な大企業500社にまとめて投資しているようなイメージになります。

1社だけに投資するよりもリスクが分散されているので、安心感がありますし、アメリカ全体の経済成長の恩恵も受けやすいんです。

インデックスファンドが初心者にぴったりな理由

初めての方にインデックスファンドをおすすめしたいのには、いくつかの理由があります。

  • 手数料が安い(信託報酬)
     運用にかかる費用(信託報酬)が、年0.1~0.2%程度ととても低めに設定されています。
  • 分散投資が自動でできる
     1つの商品を買うだけで、何百、何千という企業に分散して投資できます。
  • 難しい判断がいらない
     プロが市場全体に合わせて運用してくれるため、自分で個別の企業を選んだり売買のタイミングを考えたりする必要がありません。
  • 長期的に成長が期待できる
     市場全体の平均的なリターンを目指せるので、長く持つほど成果が出やすくなります。

「信託報酬」は見逃せないチェックポイント!年0.1%の差が将来大きな差に

投資信託を持っている間は、「信託報酬」という運用の手数料が毎年かかります。

一見、0.1%といった小さな数字に思えますが、長く投資を続けると大きな差になります。

たとえば、100万円を年5%のリターンで20年間運用したとき…

  • 信託報酬が0.1% → 最終的には約243万円に
  • 信託報酬が0.5% → 最終的には約232万円に

たった0.4%の違いでも、20年で11万円以上の差が出るんです。

長期投資ではこの小さな差が大きな違いを生むため、なるべく信託報酬が安いファンドを選ぶことが大切です。

投資先の地域ごとの特徴を知っておこう

つみたて投資枠で選べるファンドは、投資先の地域によっていくつかのタイプに分かれています。

1. 全世界株式(オルカン)

  • 世界中の先進国から新興国まで、まるごと投資
  • とにかく幅広く分散できるのが特徴
  • 代表例:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

2. 米国株式(S&P500など)

  • アメリカ経済の成長に期待したい人向け
  • 高いリターンが期待できるけど、為替の影響を受けることもある
  • 代表例:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

3. 日本株式

  • 為替の心配がなく、身近な企業が多い
  • 将来の日本経済の成長に期待するなら選択肢に
  • 代表例:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

4. バランス型

  • 株式と債券をミックスして運用
  • リスクをおさえたい人向け
  • 代表例:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

おすすめの銘柄についてはこちらでくわしく紹介しています。

【新NISAつみたて投資枠】人気&手数料が安いインデックス投資信託20選

銘柄組み合わせの基本的な考え方

まずは「自分のリスクのとり方」を知ろう

銘柄を組み合わせる前に「自分がどのくらいのリスクを取れるか」を考えてみましょう。(「リスク許容度」といいます)。

リスク許容度は以下のポイントで判断できます:

  • 年齢:若い人ほど長く投資できるので、リスクを取りやすい
  • 投資期間:10年以上続けられるなら、ある程度のリスクを取ってもOK
  • 家計の余裕:使う予定のないお金なら、値動きが大きくても大丈夫
  • 性格:価格が下がっても冷静でいられる人はリスクを取りやすい

分散投資ってなに?一つのかごに卵を入れない工夫

投資の世界には「卵は一つのかごに盛るな」という言葉があります。

ひとつの投資先に全部のお金を預けてしまうと、もしそこがダメになったときに、大きな損をしてしまうかもしれません。だからこそ、いくつかに分けて投資することが大切です。

これは、リスクを減らして安心につなげるための大事な考え方なので覚えておいてくださいね

分散のしかた
  • 地域分散:日本、アメリカ、ヨーロッパ、新興国など複数の地域に分ける
  • 時間分散:毎月少しずつ積み立てることで買うタイミングを分散(ドルコスト平均法)
  • 資産分散:株式だけでなく、債券なども組み合わせる

コア・サテライト戦略でバランスよく投資

「コア・サテライト戦略」という、プロの投資家も取り入れている方法をご紹介します。これは、

  • コア(中核):全体の70-80%を安定した「全世界株式」や「米国株式」などの安定した銘柄に
  • サテライト(衛星):残りの20-30%で特定の地域やテーマ型の商品に投資

このように投資先を分けることで、全体として安定感を保ちながら追加のリターンも狙うことができます。

初心者におすすめ!銘柄組み合わせ例10パターン

【初心者・安定重視タイプ】

①とにかく安心!1本完結型

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)100%

最もシンプルで初心者におすすめの組み合わせ。

アメリカ・ヨーロッパ・日本・新興国など、世界中に広く分散投資できるから、どこかの国が調子を崩しても他でカバーしやすく、これ一本で十分な分散効果を得られます

これから発展していく国(インドや東南アジアなど)も含まれているので、長い目で見たときに大きな成長のチャンスもあります。

注意点:株式100%のため値動きが大きい・短期的な損失の可能性もある

管理がかんたんで銘柄選びに悩む必要がないから、投資に時間をかけたくない方・シンプルが好きな方も無理なく続けられます。

これ1本で先進国+新興国に広く分散。迷ったらまずコレ。

②安定志向の分散型

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)70%
  • eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 30%

値動きのある「株式」と、安定感のある「債券」をバランスよく組み合わせたスタイルです。

大きく増えることは少ないですが、そのぶん大きく減りにくいのがポイント。たとえば株が下がってしまっても債券がそのぶんをカバーしてくれることが多いので、精神的に安定して投資できます。

株式100%よりリターンは少し控えめですが、「全部株だとちょっと心配…」という方にぴったりで、コツコツ長く続けやすい組み合わせです。

株と債券でバランスよく。リスクを抑えたい人に。

【米国株の成長・リターン重視タイプ】

③米国集中型

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)100%

アメリカの会社にまとめて投資するスタイルです。「アップル」や「アマゾン」など、普段の生活でも目にする有名企業が多いので、なんとなく親しみや安心感がありますよね。

アメリカは経済の成長が強く、使われている通貨(ドル)も世界的に信頼されています。そのため、長い目で見ると大きな利益が期待できる投資先として人気です。

ただし、アメリカだけに投資しているぶん、景気が悪くなると資産が大きく下がる可能性もあるので、その点は頭に入れておきましょう。

米国の成長性にフルベット。長期で高リターン期待。

④(若者向け)米国+新興国の成長ダブル狙い

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)70%
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 30%

20-30代の若い方向けの積極的な成長狙いの組み合わせ。

安定感のあるアメリカに多めに投資しつつ、これから成長が期待される国(インドやブラジルなど)にも少し投資するスタイルです。

経済が成長していく国に投資している分、タイミングが合えば資産がグッと増える可能性も。

ただし新興国は経済や政治の影響を受けやすく、資産の上下が激しいことも。長い目で見ることが大切です。

注意点:値動きが非常に大きい・短期的な損失も覚悟が必要

若くて投資期間が長い方、積極的にリターンを狙いたい方におすすめです。

米国の安定成長+新興国のポテンシャルに期待。

⑤ハイテク重視の攻め型

  • iFree NEXT NASDAQ100インデックス 70%
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 30%

アップルやグーグル、マイクロソフトなど、世界の有名なIT企業を中心に投資する組み合わせ。成長力バツグンで、将来が楽しみな分野です。

特に景気が良いときには、大きく上がることもあり「攻めたい人」には魅力的です。

ハイテク株は下がるときのスピードも速いので、「短期間で使う予定のお金」ではなく、10年くらい使わないお金で投資するのが安心です。

IT・テック企業中心で攻めのスタイル。高リスクだけど高リターンを狙える。

【バランス・安定運用志向】

⑥世界分散×日本株MIX

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)80%
  • eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)20%

基本は「オールカントリー」で世界中に広く分散。そこに日本株を少し足して、身近な日本企業も応援するスタイルです。

日本円で生活している私たちにとって、円建て資産を少し持つことは心の安心にもつながります。

円高・円安の影響はありますが、長い目で見れば大きなリスクではありません。気になりすぎないのがコツです。

世界まるごと+ちょこっと日本で分散投資。円でのバランスを取りたい人に。

【堅実派・守りの運用スタイル】

⑦株式控えめの低リスク型

  • 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)50%
  • eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 50%

バランスファンド(株+債券ミックス)と、先進国の債券だけを組み合わせた、とことん安定志向のスタイルです。

半分が債券なので、株の下落にも強くゆっくり着実に育てていけます。「大きく儲けたい」より「減らしたくない」人にピッタリ。

これからNISAを始める50代・60代や、リスクをなるべく避けたい方には安心して続けやすい組み合わせです。

債券多めでリスク低め。守りを重視したい人や年齢が高めの方におすすめ。

⑧国内比率を高めたい人向け

  • eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)50%
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)50%

日本株とアメリカ株を半分ずつ持つことで、円とドルのバランスがとれ、為替リスクも抑えられる安心設計です。

アメリカはこれまで右肩上がりの実績があり、将来も楽しみ。一方、日本株は今わりと「お買い得」な状態なので、今後の見直しにも期待できます

いいとこ取りのようで見えるこの組み合わせですが、日本株の成長が停滞すると全体の伸びに影響が出ることも。長い目で見るのがポイントです。

日本とアメリカに絞った分散型。アメリカの成長力+日本株の割安感に期待したい人に。

【分散命・徹底的なリスク分散派】

⑨バランスファンドで放置OK型

  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)100%

世界の株式・債券・不動産にまんべんなく投資するスタイルでリスクが偏りません。“投資の幕の内弁当”のようなバランス重視。

中身の割合は勝手に調整(リバランス)してくれるので、初心者さんでもほったらかしで大丈夫です。

大きな増え方は期待しにくいけど、ゆっくり・じっくり資産を育てていけます。

値動きが心配な「安定重視」の方が選ぶと良いでしょう。

株・債券・国内外すべてに均等分散。メンテナンス不要でほったかし投資にぴったり。

⑩3本分散型でバランス良く

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)40%
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 30%
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 30%

アメリカに偏りすぎず、ヨーロッパや新興国も取り入れることで、世界中の成長をバランスよく取り込める投資スタイルです。

一つの国が不調でも、他の地域がカバーしてくれることも。定期的に割合を調整(リバランス)すると、さらに安心感が増します。

いくつかの地域に分けて持つ分、管理はほんの少し手間ですが、そのぶん分散効果は抜群。「攻めすぎず、守りすぎず」のちょうどいい形です。

地域を細かく分けてリスク分散。少し手間がかかるけど、しっかり守ってくれる。

銘柄選びで失敗しないための3つのポイント

ポイント①:信託報酬(手数料)は必ず比較!

同じようなインデックスファンドでも、実は手数料(信託報酬)に大きな差があることがあります。

たとえば、アメリカの代表企業に投資する「S&P500」ファンドでも…

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):0.09372%
  • iFree S&P500インデックス:0.2475%

この差、たったの0.1〜0.2%程度に見えますが、長く続けていくと数万円、数十万円の差になることもあるんです。

ポイントは、一番安い信託報酬のファンドを選ぶこと。ムダな出費をおさえて、増やしたお金をしっかり自分のものにしましょう。

ポイント②:純資産総額もチェック!

「純資産総額」とは、そのファンドにどれだけお金が集まっているか、つまり“人気の目安”みたいなものです。

この金額が少なすぎると…

  • 運用の効率が悪くなる
  • ファンドが途中で終了(償還)するリスクがある
  • 売るときの手数料(コスト)が高くなる可能性

目安としては100億円以上、できれば1,000億円以上のファンドを選ぶと安心です。たくさんの人が投資しているファンドは安定感があります。

ポイント③:これまでの運用実績も確認

過去の成績がすべてではないけれど、「このファンド、ちゃんと目標通りに運用されているのかな?」という確認はしておきたいところです。

見ておきたいのはこの3つ:

  • 目標の指数(ベンチマーク)にちゃんと連動しているか
    インデックスファンドなら、「ちゃんとインデックス通りに動いているか」が大事です。
  • 他の似たようなファンドと比べてどうか
    同じジャンルの中で、成績が上位かチェックしましょう。
  • 値動きが激しすぎないか
    上がったり下がったりが大きすぎるファンドは、気持ち的にも不安になりやすいです。

【新NISA】つみたて投資と銘柄組み合わせのよくあるギモン

銘柄の組み合わせは後から変更できますか?

あとからいつでも変更できます。

ただし、何度も変えてしまうと、そのたびに手数料がかかったり、投資に一貫性が持てず、せっかく立てた計画がブレてしまうこともあります。

だから、見直しは年に1〜2回くらいで十分。気になったときに少し見返して、必要があれば調整していけば大丈夫です。

つみたて投資枠と成長投資枠は併用できますか?

両方あわせて使えます。

「つみたて投資枠」は年間120万円まで、「成長投資枠」は年間240万円まで使えて、合わせると年間最大360万円まで投資することができます。

でも、いきなり全部を使おうとしなくて大丈夫。投資が初めての方は、まずはコツコツ続けやすいつみたて投資枠から始めるのがおすすめです。自分のペースで、少しずつ慣れていきましょう。

まとめ:新NISAの銘柄選びと組み合わせ方

新NISAの銘柄選びで大切なのは、

  • 自分のリスク許容度を知る
  • 地域・時間・資産(株・債券など)を分けて投資する
  • 信託報酬が安いものを選ぶ
  • 安定した銘柄(コア)+チャレンジ枠(サテライト)の組み合わせもおすすめ

<初心者さん向け!おすすめ銘柄の組み合わせ10選>

組み合わせ特徴こんな方におすすめ
オルカン100%これ1本で世界まるごと分散初心者・投資に時間をかけたくない
オルカン70%+先進国債券30%株と債券のいいとこ取りリスクを抑えたい・株100%は不安
S&P500 100%アメリカにフルベット長期で高リターンを狙いたい
S&P500 70%+新興国30%米国+新興国で成長ダブル狙い若い方・リスクOK積極的に増やしたい
NASDAQ100 70%+先進国30%ハイテク株で攻めのスタイル成長性重視・余裕資金で投資したい
オルカン80%+日本TOPIX 20%世界分散+日本ちょい足し円資産も少し持ちたい
バランス50%+先進国債券50%債券多めの守り型リスク避けたい・減らしたくない方・50代以上
日本TOPIX 50%+S&P500 50%為替リスクを抑えつつ分散円とドルのバランスをとりたい
バランス 100%フル分散で守り重視値動きが心配・ほったらかしにしたい
S&P500 40%+先進国30%+新興国30%世界にまんべんなく分散地域リスクを減らしたい方・自分で管理できる方

正解は人それぞれ。大切なのは、自分にとって無理のない投資をすることです。

最初はシンプルな組み合わせでOK!慣れてきたら少しずつ見直していきましょう。

NISAは長く続けることがカギ。焦らず、コツコツがいちばんの近道です。

「これなら続けられそう」と思える組み合わせを選んで、まずは月1万円からコツコツ積み立てを始めみましょう。

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